メイクの試着アプリを比較する、それぞれ何を見せてくれるのか
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メイクの試着は五つの系統に分かれ、それぞれがほかのどれにも真似できないものを見せてくれる。
メイクの試着は五つの系統に分かれ、それぞれがほかのどれにも真似できないものを見せてくれる。ブランドのARフィルターはあなたの顔をリアルタイムで追跡する。シェードのデータベースは、誰か別人がすでに買ったものしか知らない。Looksmithが属する生成系の試着は、リクエストしてからおよそ1分で、あなた自身の顔に完成したルックを描いた一枚の画像を渡してくれる。
これは五つのカテゴリーの地図であって、順位付けではない。ブランド自身のARフィルターがすでに知りたいことに答えてくれているなら、それが正解であり、以下の内容はそれを否定するものではない。
一つの業界ではなく五つの道具
「メイクの試着」とひとくくりにされているアプリや機器は、実際には異なるハードウェアの上で動き、異なる会社が作り、異なる問いに答えるために設計されている。まず実際の製品をカテゴリー別に分けて考えることが、そもそも同じ問題を解いていない二つのものを比べてしまう事態を防いでくれる。
ブランド自社のAR、ブランド自身の商品ページ上で動くもの。 ブランドの自社サイトで使ったことのある機能の多くは、ライセンス供与されたエンジンがそのブランドの名前をまとっているだけのものだ。ロレアルは2018年3月16日にModiFaceを買収した。ModiFaceはこの種の拡張現実ビューティー技術を作る会社だ。結果として出来上がるのは、そのブランドが売る商品のシェードだけをあなたの顔に合わせて動かすページであり、扱っていない商品には手を出さない。
自分でインストールする独立系ARアプリ。 リアルタイム追跡の仕組みは同じだが、カタログはより広く、特定ブランドの棚には縛られていない。YouCam Makeupを作るPerfect Corpは、2022年からニューヨーク証券取引所に上場している。Meituが作るBeautyCamも同じカテゴリーに入り、そのApp Storeの掲載情報では「トレンドメイク」が「AI小顔補正」や「3D鼻立体化」と同じ機能リストに並んでいる。これらはリップの色味とは何の関係もない機能だ。
店頭に置かれ、係員が操作してくれる機器。 SephoraのColor IQは、スタッフがあなたの肌に当ててスキャンするハンディ機器で、画像はいっさい生成しない。SephoraとPantoneによる当時の発表によれば、これは2012年7月26日にローンチした。反射光の測定値からPantone SkinTone番号を割り当て、それに合うファンデーションのリストを返す。
スウォッチ写真とシェードのデータベース。 Findationのようなサイトはカメラもスキャナーも持たない。Findationは自らを、他人の購入履歴から作られたデータベースだと説明している。あなたが自分に合ったシェードを投稿すると、11,000以上の製品、106,000以上のシェードから成るというそのデータベースをもとに、別ブランドの同じ系統のシェードを提案してくれる。この推薦にあなたの顔は関与しない。関与するのは見知らぬ誰かの顔であり、その人の肌とカメラと画面がたまたまあなたとどれだけ似ているかだけだ。
生成系の試着。 追跡やスキャンの代わりに、モデルが写真そのものを再生成する。このカテゴリーは単一の製品ではない。DojiのApp Store掲載情報は、AIによる自分の見た目を使ってファッションアイテムを試着すると説明しており、メイクの話ではない。Looksmithはこれと同じことをメイクで行う。一度「ルックネス」を保存すれば、Looksmithはリップからブロウまで、完成したルックを他人ではなくあなた自身の写真に描き込んでくれる。
カテゴリー別に見る
| カテゴリー | 何を見せてくれるか | 費用 | 手元に残せるか | 色の正確さ | できないこと |
|---|---|---|---|---|---|
| ブランド自社のAR(商品ページ) | 一ブランドのシェードを、リアルタイムで映像上に | 無料 | 残せない、ライブの重ね表示のみ | カメラのホワイトバランスによってずれる | 複数ブランドを組み合わせたルックを見せること |
| 独立系ARアプリ | より広いカタログを、リアルタイムで、たいていフィルターや補正機能と並んで | 無料、アプリ内課金あり | 残せない、スクリーンショットしない限り | 同じずれに加え、アプリがすでに施した美肌補正の分も上乗せされる | メイクの切り替え以外は何も変えていないと保証すること |
| 店頭機器 | 測定によるシェードの一致、画像ではない | 無料、店舗に行けば | シェードのリストは残るが画像は残らない | 五つの中で最も正確、反射光を測定しているため | その肌にシェードがどう見えるかを見せること |
| スウォッチ写真とシェードのデータベース | 誰か別人に似合ったもの | 無料 | 試すべきシェード名は残るが、自分が着けた画像は残らない | 見知らぬ誰かの肌とカメラと画面の精度次第 | あなた自身の顔について何かを確認すること |
| 生成系の試着 | Looksmithで作られる、あなた自身の顔での完成したルックの画像 | 最初の6ルックは無料、以降はLooksmithのクレジット | 残せる、画像ファイルとして | 一枚の写真の照明条件に固定される。測定ではなく画像 | リアルタイムで動くこと、あるいは特定の一本の口紅がそのピクセルを正確に再現すると約束すること |
測定でわかるのはどれで、推測なのはどれか
測定でわかるのは店頭スキャナーだけだ。Color IQのような機器は肌の反射光を読み取り、それに数字を割り当てる。ここに挙げたほかのすべてのカテゴリーは、生成系の試着も含めて、ライブ映像に色を重ねているか、色の見え方を予測しているかのどちらかだ。一つのシェードだけを知りたいなら、測定は推測に勝る。だがそれはルック全体については何も語らない。スキャナーはもともとそういう問いに答えるために作られていないからだ。
手元に残したり、比較したり、誰かに送ったりできるのはどれか
物理的な出力があるカテゴリーだけが、確実にそれをこなせる。店員が渡してくれる商品リストと、生成系の試着が返す画像ファイルだ。ブランド自社のARも独立系のARも、どちらもライブの重ね表示にすぎない。アプリやブラウザのタブを閉じれば、スクリーンショットを撮っておかない限り消えてしまう。そして動いている重ね表示のスクリーンショットは、生成系の試着がそもそも作るために設計されたものの劣化版でしかない。Looksmithは9:16のポスター画像を返し、任意で4秒のクリップも付けられ、使われた製品が横に一覧表示される。
一製品ずつではなく、ルック全体を見せてくれるのはどれか
そのために作られているのは生成系の試着だけだ。ブランド自社のARは、定義上その一ブランドのカタログに限定される。独立系のARアプリは一回のセッションで複数の製品を切り替えられるが、それでも見ているのはライブ映像が一つずつ試している様子であって、完成した顔ではない。シェードのデータベースも店頭スキャナーも、単一製品についての問いに答えるよう設計されており、どちらかにルック全体を尋ねるのは、そもそも作られていないことを尋ねているに等しい。Looksmithは12のリージョンにまたがるルックを、リップからブロウまで一度に作り上げる。
頼んでもいないのに顔の何かを変えてしまうことはあるか
思い込まず、そのアプリを確認したほうがいい。ブランド自社のARページはたいてい範囲が絞られているので、その心配は少ない。顔の補正はそのブランドの口紅を売るための機能ではないからだ。独立系アプリは事情が違う。BeautyCam自身の掲載情報には「AI小顔補正」や「3D鼻立体化」がメイクのルックと同じ機能リストに並んでおり、あるセッションでオンにした設定を次のセッションで見落とすのは簡単に起こる。Looksmithは設計上これを行わない。顔を細くしたり引き上げたり、サイズや形を変えたりすることはない。一重まぶたは一重まぶたのままで、送った写真のポーズも年齢も表情も、そのまま戻ってくる。
Looksmithはこの一覧のどこに位置するのか
最後の行、この比較の中で唯一メイクのために作られた生成系の試着アプリとして、近日iOSに登場する。Looksmithでは一度セルフィーを何枚か撮って「ルックネス」として保存すれば、それが再利用可能な自分の顔になる。そこから先はルックにたどり着く三通りの方法がある。「Style Me」は一度に複数のルックを試せる。「Create Look」は言葉での説明を受け付ける。「Mirror a Look」はどこかで見つけた写真からメイクだけを移し替える。最初の6ルックはオンボーディング時に無料で付与され、それ以降はLooksmithのクレジットをパックで購入する仕組みで、サブスクリプションはない。写真自体がどう扱われるかはプライバシーポリシーに記載がある。
決め手になる問い
どれが一番いいかではない。このページで挙げた五つのカテゴリーは、そもそも同じ仕事を争っていないからだ。問うべきは、自分が何を知りたいのかだ。急ぎで一つのシェードだけを知りたいなら、ブランドのページにすでにあるアプリを使うか、店に行けるなら店頭スキャナーを使えばいい。測定やライブでの一致は、一枚の画像を1分待つよりも早い。ルック全体を、そして明日もう一度見返す価値のあるものを求めているなら、それが生成系の試着の出番だ。ライブの重ね表示や誰か別人の過去の購入履歴ではなく、完成した一枚の画像を渡してくれる唯一のカテゴリーだからだ。ARフィルターですでに答えが出るなら、ARフィルターを使えばいい。これは逃げの答えではない。このページにたどり着いた人の大部分にとって、それが実際の正解であり、それ以外を言うのはただの営業トークにすぎない。