肌のアンダートーンとは、どう見分ける
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アンダートーンは肌の奥にある色みで、クール、ウォーム、ニュートラル、オリーブのいずれかに分かれ、白い布とクリーム色の布を自然光の下で当てれば見分けがつく。
アンダートーンとは、表皮のメラニンとその下の血管を流れるヘモグロビンが作り出す、肌の奥に潜む色みのことだ。クール、ウォーム、ニュートラル、オリーブのいずれかとして現れ、日焼けや肌荒れで表面の色が変わっても、アンダートーンはほとんど動かない。お金をかけずに試せる一番良い方法は、白い布とクリーム色の布を、化粧を落とした顔に自然光の下で当ててみることだ。
アンダートーン、表面の色、明るさは別物
アンダートーンをめぐる議論のほとんどは、実は三つの異なる性質を混同しているだけだ。
明るさは肌がどれだけ明るいか暗いかで、一年のうちで最も大きく変動する。
表面の色は今この瞬間の肌の色そのもの、たとえば日焼け、運動後の赤み、酒さのほてり、ニキビ跡などを指す。一時的で、ムラが出やすい。
アンダートーンはその両方の下にある色みだ。肌の表面ではなく内部に色素があるために生まれるので、洗い流すこともできず、ずっとそこにとどまる。
| 用語 | 何を指すか | 変化するか | 何を左右するか |
|---|---|---|---|
| 明るさ | 肌がどれだけ明るいか暗いか | 変化する。日光と季節に応じて | ファンデーションのシェードコードの数字 |
| 表面の色 | 今日の肌表面の色 | 変化する。時には1時間以内に | ベースの下で色補正が必要かどうか |
| アンダートーン | 肌の奥にある色み | ほとんど変化せず、変化してもゆっくり | シェードコードのアルファベットと、似合う赤の系統 |
日焼けするとアンダートーンは変わるのか
気にするほどは変わらない。日焼けとはメラニンが増える現象で、明るさとしばらくの間は表面の色を動かす。だが奥にある色みのバランスはそれよりずっとわずかにしか変わらず、変わり方も緩やかなので、シーズンを通してシェードのファミリーは変わらないままでいい。
だからほとんどの人は、同じアンダートーンの系統の中で1年に2色のファンデーションがあれば足りる。冬に2Nを使っていた人が、7月に手の甲で見比べて近いからと4Wを買ってしまうと、明るさは合わせられてもアンダートーンが崩れ、顎のラインがオレンジっぽく浮く。
オリーブのアンダートーンとは
オリーブはアンダートーンの一種で、ほとんどのシェード展開が読み違える相手だ。緑がかった、あるいは灰色がかった色みで、非常に明るい肌から深い肌まで、どの明るさにも現れうる。ウォームとクールの中間というわけでもない。クール、ニュートラル、ウォームのアルファベットしか用意していないシェードコードにはオリーブの居場所がなく、結果として明るさだけ合わせたシェードがピンクやオレンジに浮いてしまう。白い布を当てたときに黄色でもピンクでもなく、うっすら灰色に見えるなら、オリーブである可能性が高い。
セルフチェックの数々と、それぞれが実際に測っているもの
世に広まっているチェック方法はどれも、直接見えないものを別の何かで代用して測ろうとしている。そして一番有名なやり方が、実は一番あてにならない。以下の信頼度は、答えのどれだけが肌そのものから来ているか、照明や肌の厚み、好みに引きずられていないかを基準にしたLooksmithの評価だ。
| チェック方法 | やり方 | 実際に測っているもの | 信頼度 |
|---|---|---|---|
| 血管チェック | 手首の血管を見て青いか緑かを判断する | 血管の深さと肌の厚み、それに光源 | 低い |
| 白とクリーム色の布 | 化粧をしていない顔に、白い布、次にクリーム色の布を自然光の下で当てる | 二つの基準色に対する肌の色み | 高い、しかも無料 |
| 日焼けした肌と隠れていた肌の比較 | 二の腕の内側と前腕を見比べる | 表面の色とその下にある色との差 | 中程度。確認用として |
| ジュエリーチェック | 顎の近くでシルバーとゴールドを当ててみる | 反射光のどちらの傾向が自分に近いか。ただし明るさやコントラストにも左右される | 低い。最終判断の一票として |
| 紙一枚チェック | 顔に印刷用紙を当てる | 比較対象のない単一の基準。しかも印刷用紙はたいてい蛍光増白されている | 低い |
| 日焼けしやすいか焼けにくいか | 焼けやすいか焼けにくいかを尋ねる | メラニンの量と種類、つまり明るさの話 | なし |
| ファンデーションの縦じま | 三つの系統から三色を顎に塗って10分待つ | 実際の肌の上の実際の色素、酸化も含めて | 高い。ただし三色買う必要がある |
血管チェックは当たるのか
当たらない。理由は物理法則にある。血管には酸素を失った暗い赤の血が流れているので、見た目の色は光学的な錯覚にすぎず、血管そのものの色ではない。KieneleらはこれをApplied Optics誌の1996年の論文「Why do veins appear blue? A new look at an old question」(原文)で分解して見せた。血管の色を決めるのは同時に四つの要因だとわかった。皮膚が波長ごとに光を散乱・吸収する仕方、血液の酸素飽和度、血管の太さと深さ、そして視覚系がコントラストをどう処理するか、の四つだ。
つまり血管の色は血管そのものと、その上にある組織が光に何をするかの両方で決まる。薄く色白の肌の下にある浅い血管は青く見えやすい。厚みのある肌、あるいはメラニンの多い肌ではむしろ緑に見えやすい。同じアンダートーンの二人が違う答えを出すこともあれば、一人の人が電球の下と窓辺とで違う答えを出すこともある。それでもこのチェックが生き残っているのは、手軽で、いかにも証拠らしく感じられるからだ。表の中では最も参考にならないものと考えていい。
白とクリーム色のチェックとは
真っ白な布、無地のTシャツやシーツでいい、それとほぼ同じ厚みのクリーム色の布を用意する。化粧をせず髪をまとめた状態で、それぞれを順番に顎の下に当てる。
クール寄りの肌は真っ白な布の前で肌がすっきり見え、クリーム色の布の前ではくすんだり黄ばんで見える。ウォーム寄りの肌はクリーム色の布の前で肌が澄んで見え、真っ白な布の前では灰色っぽく見える。ニュートラルな肌はどちらの布の前でもきれいに見える。これは失敗ではなく、それ自体がひとつの答えだ。オリーブの肌はどちらの布に対しても緑がかって見え、白い布のほうがより緑寄りに映る。
ゴールドかシルバーかのチェックは当たるのか
世間で言われるほどには当たらないし、これ単体で判断するものでもない。顔の近くにある金属は光を跳ね返すので、ゴールドは肌にウォームな色みを、シルバーはクールな色みを一時的に足す。どちらが自分の肌の色みに近く見えるかはアンダートーンにも左右されるが、明るさや、肌と髪と目のコントラストにも左右される。クール寄りの肌でもゴールドがよく似合う人は多いので、これは単独の判定材料ではなく、他の二つの結果が割れたときの決め手として使うといい。
照明はアンダートーンチェックに影響するのか
どのチェック方法を選ぶかよりも、照明のほうが結果を大きく左右する。暖色系の室内照明はおよそ2700K、白っぽい照明はおよそ4000K、曇りの日の自然光はおよそ6500Kだ。店舗の照明はたいてい自然光より暖色寄りで、しかも肌をどう見せるかではなく商品をどう見せるかを基準に設定されている。
日中、窓辺の間接光でチェックするのが一番いい。より良いチェック方法を探すより、この一点を変えるほうが結果は良くなる。自撮り写真を基準にするのもやめたほうがいい。スマートフォンの自動ホワイトバランスが、まさに測ろうとしている色みを打ち消してしまうからだ。
窓辺でアンダートーンを見つける手順
- メイクを落とし、洗顔による赤みが落ち着くのを待つ。
- 髪をまとめ、顔まわりの金属類を外す。
- 窓辺に立ち、間接的な自然光の下に入る。
- 顎の下に白、次にクリーム色、もう一度白の順で布を当てる。好みではなく、肌がどちらでより澄んで見えるかを見る。
- 二の腕の内側と前腕を見比べる。隠れていた肌のほうが本来の色みに近い。
- 別の日にもう一度試す。二回とも同じ答えが出れば、それが結果だ。
アンダートーンが実際に決めること
アンダートーンが決めるのは二つだけだ。ファンデーションの合わせ方と、試す価値のある口紅の系統。この短いリストのほうが、世間でよく言われる長いリストより価値がある。
アンダートーンはファンデーション選びをどう左右するか
数字ではなくアルファベットを左右する。多くのシェード展開はシェードコードを明るさとアンダートーンに分けており、ニュートラルはN、クールでピンク寄りはCやP、ウォームでゴールド寄りはWやGと表記するのが一般的だ。ただしこのアルファベットに統一規格はなく、ブランドごとに使い方が違う。MACはその典型的な落とし穴だ。MAC自身のシェードファインダーでは、NCはNeutral Coolでゴールド寄りの肌向け、NWはNeutral Warmでピンク寄りの肌向けと定義されており、同じページで他ブランドはクールとウォームを逆に定義する傾向があると注記している。ゴールド寄りの肌はMACではNCの番号に、他の多くのブランドではWの番号に当てはまる。ブランド自身の定義を確認してから、そのアルファベットを信じたほうがいい。
このアルファベットを間違えることが、ベースメイクで最も目立つ失敗だ。明るさが一段階ずれたシェードはなじんでぼやける。だがアンダートーンの系統が違うシェードはなじまない。色みのずれには明るさのずれのようにぼかせる境界がないからで、日中の自然光では顎に灰色やピンク、オレンジのラインとして残る。酸化も計算に入れておきたい。10分後に見る縦じまは、塗った直後とは違う色になっているので、判断する前に必ず待つこと。
アンダートーンで除外できる口紅はどれか
アンダートーンは、どの系統の赤が意図的な選択に見えるかを決める。ウォーム寄りの肌にはオレンジベースの赤、ブリック、コーラルが似合う。クール寄りの肌にはブルーベースの赤、ベリー、真のローズが似合う。ニュートラル寄りの肌はどちらも着られるので、明るさで選べばいい。ブルーベースの赤は歯を白く見せる王道の助言でもあり、目がそれと比較して歯をどう捉えるかを変えるからだとされている。ただしこれは経験則であって、実測された効果ではないと考えたほうがいい。
この効果自体は実在するが、ネットで言われるほど大きくはなく、どれだけ影響するかはテクスチャー次第で変わる。系統違いのシェードでも、薄く仕上げれば大抵は違和感なく見える。同じ系統違いでも、フルカバーのマットで塗ると浮いて見えるのはそちらだ。
アンダートーンが決めないこと
アンダートーンはほとんど何にでも関わっていると思われがちだが、実際にはそのほとんどに関わっていない。黒や白が着られるかどうかも、チークの色も、いわゆる十二種のパーソナルカラーのどれに属するかも決めない。髪色を決める一つの材料ではあるが、答えそのものではない。
こうした判断はむしろ明るさと、肌・髪・目のコントラストの大きさに左右される。よく言われるのは、コントラストの強い顔ほど強めのリップを難なく着こなせるということだ。それが自分に当てはまるかどうかは目で見て判断できることで、手首のチェックでは測れない。
血管の見え方一つから五十項目もの「避けるべき色リスト」を渡されたら、そのリストには根拠がない。クールかウォームかニュートラルかという問いには、それだけを扱ったページがある。クール、ウォーム、ニュートラルの見分け方。
推測より、実際に見るほうが早い
アンダートーンは近道にすぎない。口紅を顔にのせた姿は買うまで見えないから、代わりになるものから推測しているだけだ。実物を見られるなら、この近道の重要性は下がる。
Looksmithはこの推測のステップを飛ばす。一度Likenessを保存すれば、それは再利用できる自分の顔となる自撮りのセットで、あとはルックを選ぶだけでいい。Looksmithはその完成したルックを自分自身の顔にレンダリングし、使われた製品を横に並べて示す。Looksmithはモデルの写真ではなく自分自身の写真の上で処理するので、ポーズや構図はそのまま保たれ、顔立ちを変えることもない。肌の明るさを動かすとしても製品の質感を通じて最大一段階までだ。
Looksmithはアンダートーンを測定したり、あなたのアンダートーンを言い当てたりはしない。それとは別の問いとして、自分の顔にのった完成形のルックを見せる。Looksmithは近くMirable Labs, Inc.からiOS向けに登場する予定だが、まだリリースされていない。オンボーディング時に最初の6ルックを無料で提供し、それ以降はパックで購入するクレジット制で、サブスクリプションはない。
Looksmithのルックは、メイクが自分の顔にどうのるかを見せてくれる。日中の自然光で顎に引いたファンデーションの縦じまを10分後に見比べる方法は、自分の肌そのものが何かを教えてくれる。今週どちらか一つだけやるなら、後者をやるべきだ。