自分の肌に似合う口紅の色は
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似合う口紅の色を決めるのはアンダートーンが系統を、明るさが濃さを、そして仕上がりが最終的な見え方をそれぞれ左右し、これはシェードチャートだけではわからない部分だ。
似合う口紅の色を決める要素は三つある。アンダートーンが系統を決める。クール寄りの肌にはブルーレッド、ラズベリー、プラム、鮮やかなフューシャが合う。ウォーム寄りの肌にはブリック、テラコッタ、コーラル、シナモンが合う。ニュートラル寄りの肌にはローズウッドやソフトなベリーが合う。明るさはその系統の中での濃さを決める。そして仕上がりが最後にそのシェードの見え方を左右する。ここはシェードチャートでは教えてくれない部分だ。
アンダートーンが系統を決め、明るさが濃さを決める
この二つは別々の軸で、混同することが多くの口紅アドバイスが外れる原因になっている。明るさは肌がどれだけ明るいか暗いかの話。アンダートーンはその下にある色みの話で、クールはブルーやピンク寄り、ウォームはイエロー、ゴールド、ピーチ寄り、ニュートラルはその中間だ。同じ明るさでもアンダートーンが逆の二人には、まったく違う赤が似合う。自分がどちらかわからなければ、化粧をしていない顔の横に白い紙を自然光の下で当ててみるといい。紙に対して黄色っぽくゴールドに見える肌はウォーム、ピンクやブルーに見える肌はクールだ。
明るさが関わるのは、色素とコントラストがせめぎ合うからだ。淡いモーブは色白の肌ではやわらかく見えても、深みのある肌の上では色がくすんで見えることがある。深い肌にモーブが似合わないのではなく、ブランドがそのモーブを色白の肌に近い薄さで調合したせいで、より濃い背景の前では負けてしまうだけだ。解決策はほとんどの場合、系統を変えることではない。同じ系統のまま、色素をもっと濃くすればいい。
肌の明るさとアンダートーンで似合う口紅の色は
| 肌の明るさ | クール寄り | ウォーム寄り | ニュートラル寄り | よくある失敗 |
|---|---|---|---|---|
| 明るい | チェリー、ラズベリー、クールローズ、ソフトプラム | コーラル、ピーチ、ウォームアプリコット、ライトブリック | ローズウッド、ダスティローズ、ミルクティーヌード | ブラウン系ヌード、色がくすんでしまう |
| やや明るい | ブルーレッド、クランベリー、モーブ、ベリー | ポピー、トマトレッド、ウォームヌード、サーモン | ソフトブリック、くすみローズ、ピンク寄りヌード | グレーやタウプが混じった色全般 |
| 中間 | 真紅、マルベリー、ワイン、クールフューシャ | テラコッタ、ラセット、ウォームキャラメル、シナモン | ローズウッド、ブリック、ウォームモーブ | フロスティなパステル、表面に浮いてしまう |
| やや深い | ディープラズベリー、ブラックチェリー、マゼンタ | クレイ、コッパー、バーントシエナ、トフィー | ウォームバーガンディ、チェスナット、ブラウンがかったローズ | 自分の唇より明るいペールヌード |
| 深い | ワイン、オックスブラッド、クールベリー、ブライトフューシャ | マホガニー、ブリックレッド、ウォームコッパー、スパイスブラウン | ディープローズ、プラムブラウン、レッドブラウン | 中間くすみトーン、色がくすんでしまう |
| とても深い | ブルー寄りの赤、ディーププラム、バイオレットベリー | チョコレートチェリー、リッチブラウンレッド、バーントオレンジ | ブラックがかったローズ、ココア、ディープベリーブラウン | 色素が薄いシェード、最も早くくすむ |
この表は決まりではなく、あくまで傾向の目安だ。色素の振る舞いを描いているだけで、表が「避けたほうがいい」と示す色をあえて選んで着る人も多く、それがひとつの決断として見える場合もある。この表は、どの引き出しから最初に開けるべきかを教えてくれるものだと考えてほしい。
肌がウォームでもクールな赤を着てもいいのか
いい。うまく着こなす方法もある。クールな赤をウォームな肌に、あるいはその逆を合わせると、唇のラインに温度感のぶつかりが目に見える形で現れる。それでも着たいなら、彩度を上げるといい。濃くきれいな色素は意図した選択に見える。同じ色を薄めた中途半端な濃さは失敗に見えてしまう。薄い色はその下にある肌の色を拾って見え方が決まるので、ここではその肌がぶつかり合う相手になってしまうからだ。
仕上がりは色みと同じくらい見え方を左右する
同じ赤でも仕上がりが三種類あれば、唇の上ではまったく違う三本の口紅になる。仕上がりは唇からどれだけ光が返ってくるか、肌との境界線がどれだけくっきりするかを左右する。
| 仕上がり | 同じブルーレッドがどう変わるか | 向いているもの | どこでつまずくか |
|---|---|---|---|
| マット | より深く、よりクールに見え、輪郭がくっきりする | ハイコントラストなルック、長時間の持続、濃い色素 | 乾燥している部分が目立ち、境界線を柔らかくできない |
| サテン | チューブの色に一番忠実で、境界線が一番柔らかい | 誰にでも合い、最初に買うべき仕上がり | カップに移り、食事の後は塗り直しが必要 |
| クリーム | 少し明るく柔らかく、よりカバー力がある | マットのフラットさなしでフルカバーしたいとき | 夕方には小じわに入り込む |
| グロス | 目に見えて明るく、より透明感がある | シアーな色みや、唇の中央にツヤを効かせたいとき | 薄くなるにつれ色が変わり、髪がくっつきやすい |
| シアー、バーム | 自分本来の唇の色に少し色みを足した程度 | 系統を本格的に選ぶ前の試し塗り | 色素の強い唇の上ではほとんど色が残らない |
| ステイン | チューブより平坦で、ピンクみが強く出やすい | 塗り直さずに長時間キープしたいとき | ムラになりやすく、修正や落とすのが難しい |
| メタリック、フロスト | 光を乱反射するぶん明るくクールに見える | あえての主張、夜のメイク | 表面に乗るだけで唇のしわ一つ一つに引っかかる |
シェードはほぼ合っているのに何かしっくりこない場合、色を変える前に仕上がりを変えるといい。同じ色のままマットからサテンに変えるだけで、温度感はそのままに見え方を軽くできるので、別の口紅を探す前にまず試してほしい。
口紅が失敗する二つのパターン
口紅が使われなくなる理由の大半はこの二つのどちらかで、しかも現れるタイミングが違う。だからこそ、同じ失敗を二度繰り返す人が多い。
なぜ口紅が肌をくすませて見せるのか
色がくすんで見えているからだ。ベースにグレー、タウプ、アッシュが混じった口紅に対して、肌側にそれを引き立てるだけのコントラストがないときに起きる。口元が平坦になり、その周りの肌からも血色が抜けたように見える。ブラウン系ヌードがクール寄りの肌でこれを起こしやすい。「あなたの唇をより良く見せる」と謳われている色も同様で、誰か別の唇に合わせて調合されているだけのことが多い。
これは鏡よりも静止画のほうが見つけやすい。口元ではなく、その周りの肌を見るといい。頬や顎が、口紅をつけたときのほうがつけていないときよりくすんで見えるなら、その色はくすんでいるということで、どんなリップライナーを使っても直らない。
対処法は同じ系統のまま、色素を増やすかベースをよりクリアなものに変えることだ。タウプ寄りのローズがくすませるなら、同じ明るさのクリアなローズならくすまないことが多い。
なぜ口紅は落ちていくうちに色が変わるのか
ピーチ系のヌードは落ちるとピンクのリングになる。ブラウン系ヌードはオレンジの輪郭を残す。真紅系の一部はチューブとはまるで違うマゼンタに落ち着く。理由は、多くの口紅が実は二つの要素からできていて、それぞれ違う速さで落ちていくからだ。
ワックス、オイル、パール顔料は、口紅をチューブそのままの色に見せる役割を担う。表面に乗っているだけなので、カップや食べ物に移りやすい。フォーミュラによっては、唇に定着して落ちにくい水溶性の染料も含まれている。もし含まれていれば、3時間後に見える色はそのカバー部分が落ちた後の染色そのものだ。含まれていなければ、色は単純に消えていく。チューブの色は嘘をついていたわけではなく、最初の1時間分だけを見せていたにすぎない。
買う前に確認できるチェックが二つある。ひとつは、手の甲に太めの縦じまを引き、10分待ってからティッシュで一度だけ拭き取ってみること。残ったもので、そのフォーミュラが染まるタイプかどうか、どの方向に色が寄るかがおおよそわかる。手の肌と唇の肌は違うので、色の方向性だけを信用し、正確な色みまでは当てにしないこと。もうひとつは、落ちたときの色がチューブの色とかけ離れているなら、境界線がムラになることを見越して、その染色に近いリップライナーを一緒に用意しておくことだ。
口紅は、見ずに買うのが一番難しいコスメ
口紅は色の選択がそのまま購入そのものであり、しかも買う前に試せる手段が一番乏しい製品だ。色がすべてを決めるのに、色そのものはチューブでも、ウェブサイトのスウォッチでも、他人の口元の写真でも判断できない。
返品のルールは思っている以上に店によって違うので、支払う前にポリシーを確認しておいたほうがいい。大手の美容小売店の中には、開封済みのメイクでも返品期間内なら受け付けるところがある一方、小規模な店やブランドのウェブサイトの多くは衛生上の理由で受け付けておらず、英国とEUでは衛生上の理由で密封して販売された化粧品は、開封した時点で法定のクーリングオフの権利を失う(Consumer Contracts Regulations 2013, regulation 28(3)(a))。口紅を返品できるかどうかは、どこで買ったかによる。
つまり、色がすべてを決める製品ほど、後戻りのためのセーフティネットは薄い。それこそが、買う前に試すべき理由になる。合わない色を6色スクリーン上で除外しても費用はかからないが、店で6本の口紅を買って試せばその分の代金がかかる。
買う前に自分の顔で口紅のシェードを見る方法
まずはスクリーン上で候補を絞り込み、次に唇の上で確認し、支払う前に10分待つ。この順番のうち画面上でのステップは無料なので、惜しみなく使うといい。この手順の詳しい版は購入せずにメイクを試す方法にまとめてある。
デジタルのステップを先にやるべきなのは、そこで候補を外してもコストがかからないからで、良いツールならシェードを顔全体にのせた状態を1枚の画像として残し、後で比較できる。カウンターのテスターが見せてくれるのは口元だけだ。
ブランド自身のバーチャル試着は、そのブランドのカタログを売るための道具なので、のせてくれるシェードもそのブランドが扱っているものに限られる。Maybellineの試着はMaybellineの製品を見せ、Sephora Virtual ArtistはSephoraが扱う製品を見せる。
Looksmithはあなた自身の顔に完成したルックをレンダリングし、使った製品を結果の横に並べて示す。唇とリップライナーは、Looksmithがルックを組み立てる12の部位のうち別々の2つなので、チューブより一段暗いライナーを実際に見比べてから、どちらか片方だけを買うかを決められる。一度自撮りのセットをLikenessとして保存し、ルックを選ぶか言葉で説明すれば、Looksmithはおよそ1分で完成したルックを9:16のポスターとして返す。最初の6ルックは無料で、それ以降はクレジット制で動き、サブスクリプションはない。Looksmithは近くiOS向けに登場する。
Looksmithがしないことは測定だ。その色素があなたの肌の上で、あなたが立っていたその光の中、その姿勢のままでどう振る舞うかを見せてくれる。ポーズと光の両方をそのまま保つからだ。特定のチューブが寸分違わぬピクセルを再現すると約束するものではなく、最初の1時間を過ぎてからフォーミュラがどう変化するかまでは教えてくれない。
何も持っていないところから始めるなら
自分のアンダートーンの系統の中で、着られる範囲で一番濃いサテンを1本買うといい。サテンは一番懐が深く、自分の色を一番正直に見せてくれる仕上がりなので、仕上がりに惑わされず系統そのものが合っているかどうかを教えてくれる。系統さえ合っていれば、マットもグロスも同じ色を濃くしたり薄くしたりしただけだ。それらは、系統がわかってから2本目以降に買えばいい。