LOOKSMITH

ノート

フルメイクとは何か

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フルメイクとは、顔の一部や二部ではなく全体の各部位に手を入れたメイクのことで、Looksmithはそのうち12の部位にまたがってルックをレンダリングする。

フルメイクとは完成されたルックのことだ。顔のすべての部位に手が入り、アイ・チーク・リップが揃って組み立てられ、どこにも明らかに手つかずの箇所がない状態を指す。これを定めた公式な基準はなく、使うアイテムの数で線が引かれているわけでもない。フルメイクと5分メイクを分けるのは、メイクの濃さではなく、手を入れた部位の数だ。Looksmithはこのうち12の部位にまたがってルックを組み立てる。

この言葉が指しているもの

この表現はチュートリアルや「一緒に準備しよう」系の動画から生まれた言い回しで、「プチプラコスメだけでフルメイク」「一つのアイテムだけでフルメイク」といった使われ方をする。共通しているのは、生え際からあごまで顔が仕上がっていて、アイ・チーク・リップが一つずつ別々にではなく、まとめて選ばれているという点だ。

何をもってフルメイクと言えるのか

判定基準はカバー範囲だ。「ここだけ忘れてる」と誰も指摘できない状態がフルメイクだ。肌は生え際からあご、首の境目まで均一に整い、眉は形が作られ、まぶたにもまつげにも何か乗っていて、頬に色みがあり、唇の色は昼食で偶然残った色ではなく、選んで乗せた色になっている。

抜け落ちがちなのはまつげとあごの境目の二つだ。仕上がったベースの上にまつげだけ何もついていないと、リストの中で一番未完成に見える。あごで止まっているベースは、正面からの角度以外どこから見てもマスクのように見えてしまう。

フルメイクは濃いメイクと同じ意味か

違う。この言葉をめぐる議論はたいていここから始まる。カバー範囲と濃さは別の軸だ。透明感のある薄づきでも全部位に手が入っていればフルメイクとして成立するし、逆に赤リップだけ乗せて他は素肌のままなら、それは濃いメイクではあってもフルメイクではない。カバー範囲が全部でも見た目はほぼ素肌ということもあれば、その逆もある。

12の部位

ここでいう12という数字は根拠のない数字ではない。Looksmithがルックをレンダリングする際の分割そのものであり、実際のメイクの組み立て方、つまり色み・質感・カバー力・置き場所を、リップ、リップライナー、アイシャドウ、アイライナー、チーク、ブロンザー、コントゥア、ハイライター、ベースメイク、眉、マスカラ、まつげという単位に対応させたものだ。

部位役割必須か任意か
ベースメイク顔全体、目の下から首元まで肌色を均一にする。ファンデーション、コンシーラー、パウダーがすべてここに含まれる必須
顔の輪郭を作る。理由は説明できなくても、抜けていることには誰もが気づく部位必須
アイシャドウまぶたに奥行きと形を与え、ルック全体がどれくらいフォーマルに見えるかを決める必須
アイライナーまつげのラインを引き締め、目の見た目の形を変える任意
マスカラまつげを濃く、一本一本際立たせる。目と顔全体をつなぐ役割を持つ必須
まつげマスカラだけでは出せない長さとボリュームを、つけまつげやエクステで足す任意
チークファンデーションで消えた血色を戻す必須
ブロンザー顔全体に、太陽が当たる位置を中心に一段階分の温かみを加える任意
コントゥア光と影の落ち方を意図的に作る任意
ハイライター高い位置につやを置く任意
リップ色と質感、たいていルックの名前の由来になる部位必須
リップライナー輪郭を保ち、色のにじみを防ぎ、唇の見た目のラインを調整する任意

12部位のうち必須なのはどれか

6つ、ベースメイク、眉、アイシャドウ、マスカラ、チーク、リップだ。判定基準は、その部位がないと何に見えるかだ。ハイライターがない顔はマットな仕上がりという「選択」に見える。マスカラがない顔は未完成に見える。それが違いだ。

チークは過小評価されがちな部位だ。ファンデーションはまず色を取り除く工程であり、チークはその血色を戻す部位に当たる。これを飛ばすことが、色みの合ったベースなのにマスクっぽく見えてしまう一番よくある原因だ。

この6対6という区分けも基準というより判断にすぎない。アイライナーに人生をかけている人はこの線引きを動かすだろうし、それは自分の顔について間違っているわけではない。

フルメイクと他のメイクの比較

部位ノーメイク風メイク5分メイクフルメイク
ベースメイク薄づき、あるいはニキビ跡だけコンシーラー均一に整える均一に整えて仕上げも固定
ブラシで整えるだけ軽く描き足す描いて形を作る
アイシャドウなしなし、または一色だけ複数色を重ねて配置
アイライナーなしなし通常あり
マスカラ1度塗り、またはなし1度塗り2度塗り、カールさせることも多い
まつげなしなし任意
チーク薄いクリームタイプクリームまたはパウダー重ねづけを含め、しっかり配置
ブロンザーなしなし通常あり
コントゥアなしなし通常あり
ハイライターなしなし通常あり
リップリップバームかティントティントか単色ライナーと色、目もとと合わせて選ぶ
リップライナーなしなし通常あり
手を入れた部位数12中512中510〜12

一番下の行を見てほしい。ノーメイク風メイクと5分メイクは同じ5部位に手を入れているのに同じものではない。二つを分けているのは濃さだ。フルメイクはこの両方とカバー範囲で区別される。それがこの言葉の定義のすべてであり、「これはフルメイクか」と「これは濃いメイクか」がまったく別の問いである理由でもある。

フルメイクにはアイテムが何個必要か

決まった数はなく、それを数えようとすることこそがこの言葉をめぐる議論の原因になっている。ベースメイクだけでプライマー、ファンデーション、コンシーラー、パウダーの4アイテムを使うこともある一方、クリームスティック一本でチークとリップの両方を兼ねられることもある。12部位を8個のアイテムでまかなう人もいれば、18個必要な人もいて、それはどれだけ兼用しているか次第だ。

数えるべきはアイテムではなく部位だ。それだけが、同じ顔を説明する二人の間でぶれない唯一の数え方だ。

手順の順番

順番が意味を持つのは二か所だけで、それ以外は好みの問題だ。それぞれの工程がその位置にある理由とともに並べる。

  1. スキンケア。 保湿してから、使うならプライマー。メイクの部位そのものではないが、以降のすべてがこの上に乗る。
  2. アイメイクが主役なら先に。 アイシャドウ、ライナー、マスカラ、まつげ。粉が頬に落ちても、拭き取れる素肌に落ちるようにしておく方が、仕上げたベースの上に落ちてやり直すよりいい。
  3. ベースメイク。 先にファンデーション、次にファンデーションでカバーしきれなかった部分だけコンシーラー。逆にするとコンシーラーの上をさらにファンデーションで覆うことになり、アイテムを二倍使った割に厚ぼったい仕上がりになる。
  4. クリームタイプのチーク系アイテム。 クリームチーク、ブロンザー、コントゥアは、ベースがまだ動かせるうちに乗せる。
  5. パウダー。 必要な部分だけ、たいていは顔の中央だ。下のクリームを固定する役割がある。
  6. パウダータイプのチーク系アイテム。 パウダーコントゥア、ブロンザー、チークは、クリームの上ではなくパウダーの上に重ねる。
  7. 眉。 ベースの後にするのは、ファンデーションが眉の毛の上を通るときに、せっかくの形を一緒に持っていってしまうからだ。
  8. ハイライター。 最後の方に。上から何かを重ねてくすませないためだ。
  9. リップ。 ライナー、それから色。
  10. セッティングスプレー。 粉っぽさを抑え、各レイヤーをなじませる。

メイクの順番は本当に結果を左右するのか

二か所だけ左右する。クリームが先でパウダーが後というのが本当のルールで、クリームの上にパウダーを重ねれば定着し、パウダーの上にクリームを重ねると崩れたり色ムラになったり下の層を持ち上げてしまったりする。ベースの前に重めのアイメイクを済ませるのもルールの一つだが、これは化学というより後片付けの問題だ。

それ以外はすべて習慣にすぎない。「眉には唯一正しい順番がある」と言う人がいたら、それはその人自身のルーティンを、さも決まりごとであるかのように語っているだけだ。

手に入れる前にフルメイクを見てみる

フルメイクは試すのがもっとも難しい種類のルックだ。コスメカウンターならリップ一本は試させてもらえるが、目・頬・唇を組み合わせた状態を自分の顔の上で見せてくれる店はどこにもない。それこそが、フルメイクが投げかける唯一の問いなのに。

Looksmithはその問いのために作られている。まずLikenessを一度保存する。これはあなた専用に使い回せる自撮り写真のセットだ。次にルックを選ぶと、Looksmithが12部位すべてにまたがる完成形のルックをあなた自身の写真の上にレンダリングし、使われた製品を結果の横に一覧表示する。入り口は3つある。Style Meは一度に複数のルックをあなたに試させてくれ、Create Lookは言葉での説明からルックを作り、Mirror a Lookはお手本にしたい写真からメイクを写し取る。Looksmithのルック1枚あたりの所要時間はおよそ1分で、9:16のポスター画像として、任意で音のない4秒間のループ映像も添えて返ってくる。

完成されたルックを提示すること自体は生成系のトライオンだけの専売特許ではない。2026年8月22日時点で確認したPerfect CorpのYouCam Makeupのページにも、まさに同じ機能がある。「日常のナチュラルメイクから本格的なグラムメイクまで、何百通りもの完成されたルックから選べます」とうたい、リップ、チーク、アイシャドウ、アイライナー、ファンデーションの単品トライオンも併せて提供している。設計上の違いは、手元に何が残るかだ。ARのルックはライブ映像の上に描かれ、アプリを閉じれば消えるのに対し、Looksmithは手元に残るファイルを返す。

フルメイクは12部位すべてを埋めなければいけないのか

いや、そんなことはない。12中10というだけでも、常識的にはフルメイクと呼べる。残りの任意の6部位は、そもそも外してもいいように存在している。Looksmithはルックが使った製品を結果の横に一覧で表示するので、そのルックがどの部位に手を入れたかは推測するのではなく読める。

実際にLooksmithで試せるのか

まだできない。LooksmithはMirable Labs, Inc.によるiOSアプリで、まだリリースされていない。iOS向けに近日公開予定で、それまでの間はウェイトリストに登録できる。最初の6ルックはオンボーディング時に無料で付与され、それ以降はパックで購入するクレジット制になっており、サブスクリプションはなく、今後追加する予定もない。価格は正式リリース時に決まるため、ここに載せられる数字はない。Looksmithを作っているのが誰かについてはaboutページに詳しい。

フルメイクは自分の写真に加える変化としてはかなり大きい部類に入るので、一つだけはっきりさせておきたい。Looksmithが顔の骨格、まぶたの形、年齢、ポーズ、表情を変えることはない。返ってくるのはあくまで、あなた自身の写真にメイクが描き込まれたものだ。

隣接する言葉たち

用語意味フルメイクとの違い
フルグラム任意の6部位まで盛り込んだフルメイク。まつげ、アイライナー、コントゥア、ハイライターカバー範囲は同じで、量が多い
ビート(beat)、フリービートフルメイクを指すスラング。たいていパウダーでしっかり固めた仕上がりカバー範囲は同じで、仕上がりが重め
ソフトグラムぼかしを効かせてニュートラルにまとめたフルメイク部位は同じで、コントラストが低い
ノーメイク風メイク5部位、薄づきで素肌のように見せる手を入れた部位が少ない
5分メイク同じ5部位を、より濃く仕上げる手を入れた部位が少ない

これらの部位の中で使う色みは、カバー範囲とはまた別の問題であり、フルメイクの印象をもっとも左右する二つの要素はリップとベースだ。

まとめ

フルメイクとはカバー範囲を表す言葉だ。12部位のうち6つがルックを支え、10部位以上に手が入っている。順番が意味を持つのは、クリームの前にパウダーを重ねないという点と、重めのアイメイクをベースより先に済ませるという点の二か所だけで、それ以外は好みの問題だ。

誰かが「これはフルメイクじゃない」と言うとき、たいていは「濃くない」と言いたいだけのことが多い。この二つは別の指摘であり、数えることで決着がつくのはそのうちの一方だけだ。

Looksmith はメイクを一式まるごとあなたの顔にのせ、使った製品を一覧で示します。iOS、近日公開。

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